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その晩、いつものようにシュラの身体を清めようとウシとウマがカラの部屋に行くと、カラが微笑んで言った。
「今宵、シュラ様に精を授けます。お清めするように。」
「はい。」
ウシとウマが同時に顔を伏せて返事をした。シュラがこの屋敷に連れて来られてから、少なくとももう二度春が巡っては過ぎた。カラはシュラの年が長けるのを静かに待っていたらしい。
近頃シュラを風呂で洗うと、その輝く身体から甘い香りが立ちこめる。カラの焚き染めた香の匂いとは異質な、もっと鼻腔の奥を直に刺激するような、誘いかけるような匂い。
その夜も湯で温まったシュラの身体から、一際濃厚な香りが立ちこめた。
「それではシュラ様、お清めをいたします。」
そうウマが言うと、シュラがにっこり微笑んだ。もうずっと毎晩、ウシとウマに身体を預けて隅々まで磨きたてられている。二人を信じた微笑みだった。
ウシがシュラの前に立つと、シュラの脇の下に両手を入れて抱え、ウマがシュラの後ろに回ると小さくて白い尻の丸みを開いた。そのままウマがシュラの小さく締まった中心に舌を当てると、シュラが驚いたような声を上げてウシの首にしがみついた。
固く閉じた蕾を舌先で何度も湿らせる。それを繰り返すうちに、シュラの中心が潤いを帯びて柔らかく解れてきた。そしてシュラの口から絶え間なく漏れる声と共に、甘い匂いが益々濃くなった。
「ウマ、まだかあ?わし、もう立っとるのが辛いけん。」
シュラに抱きつかれてその甘く湿った喘ぎ声を聞かされているウシが、とうとう泣き声を上げた。
「もうすぐ、もう直きじゃ。もう開くぞ。」
シュラの固く締まったソコが何度も舌で突かれて、ふっと緩んだ隙にウマが舌を滑り込ませた。後は舌を固く尖らせて出来る限り奥まで突き入れ、押し広げるように舐めまわす。
「ああっ、はああん。」
シュラの身体から力が抜け、ウマが慌てて抱きとめた。
「まだか、ウマ?まだいかんのか?」
「もう直ぐ。もう直ぐじゃ。」
ようやく舌を離したウマが、今度は指を舐ぶるとその指をシュラの中心に押し込んだ。唾でねっとりしたそこを何度も指の腹で撫でるように押すと、やがてシュラが身体を震わせて自らの白濁した精を放った。
「はっ、あああ...。」
もうシュラの両手はぐったり両脇に投げ出されて、ウマに抱えられてようやく立っていた。開かされた足の間を、放ったばかりの精が伝って流れる。ウマがまた泣き声を上げた。
「もう、いかん。もう我慢できん。」
「もうちょっと待て。もうすぐじゃ。」
小さく喘ぎ声を上げて震えるシュラを抱えたまま、ウシが膝を折ると檜の床に仰向けに倒れこんだ。こちらも口から絶え間なく喘ぎ声を上げている。シュラの身体が尻を突き上げた格好で、ウシの身体の上に崩れ落ちた。
シュラの甘く高い啜り泣きと、ウシの喘ぐ声に、ウマの荒い呼吸が混じった。その間にウマの指がシュラの身体を解す規則正しい水音が響く。やがてウマがシュラの身体を離すと呟いた。
「よし、もうええじゃろ。」
大きく息を吐くと、ウマはまずぐったりしたシュラを抱き起こし、そっとその身体を檜の浴槽にもたせ掛けた。次に鼻から血を流して昏倒していたウシを揺り起こす。
「ウシ、しっかりせえ。」
「ふああ…」
浴槽のぬるくなった湯を顔に何度か掛けると、ウシが目を覚ました。
「起きろ。シュラ様をお連れするぞ。」
「う、うう。」
ぼんやりしたウシを引きずって立たせると、ウマがシュラを抱え上げた。シュラにいつもと同じ白絹の寝巻きを着せてしまうと、二人はシュラを抱えて板張りの廊下をカラの部屋に向かった。
廊下の軋む音を待ちかねていたように、声を掛ける前に帳が捲り上げられ、カラが白い顔を覗かせた。
「さあ、こちらに。早よう。」
シュラが布団に横たえられるのを待ちかねたように、ウシとウマの前で几帳が下ろされ、シュラに話しかけるカラの低い声が聞こえた。そして二人が板張りの廊下に出るか出ない間に、
「ああー、あっ、ああーん。」
一際高いシュラの声が庭先にまで響いてきた。
その声にウシとウマが一瞬動きを止めて見詰め合い、次の瞬間、ウシがウマに圧し掛かって、激しく犯し始めた。あっという間にウシが果てると、次にウマがウシを下にして動く。部屋の奥から絶え間なく聞こえる、切なそうなシュラの声と、毛穴の奥まで染み通りそうな甘く重いシュラの匂いに包まれて、二人はそのまま延々と動き続けた。
やがて几帳の揺れが止まり、濃い花の香りが徐々に薄くなった頃、二人も打たれたように眠りに落ちた。
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