![]()
今回のお礼も本編と無関係なただのイチャイチャ。一応、夏らしさを狙ってみました^-^
「サンフランシスコの夏は、僕が過ごした一番寒い冬だ。」
そうマーク・トウェインが言った、とか言わなかったとか。
ベイからの風が吹き付け、濃い霧に包まれるサンフランシスコの夏は、確かに外にいるとセーターが欲しいくらい肌寒い。家にはもちろんACなんて無いけど、暑いと思うことなんて滅多にない。
その日はだから例外中の例外だった。
記録的な暑さだってニュースでも報道されてたし、ビーチにも人が群がっていたらしい。
一日中暑さでぐったりしてた俺は、夕方になって、冷蔵庫に入れっぱなしの良く冷えた白ワインのことを思い出した。
祥平が飲めないから、俺もアルコール類は殆ど飲まなくなった。元々そんなにお酒に強い方じゃないし、好きってわけでもない。
でもその日は暑さのせいか、やたらとその白ワインが飲みたくなってしまった。
家の中がそれ以上暑くならないようにオーブンは使わないで、ディナーはサラダとバゲットで軽く済ませることにした。祥平が自分の分にはグリーク・オリーブを、俺のにはアンチョビ刻んでトッピングしてくれる。
俺はワイングラスを取り出しながら聞いた。
「ちょっとだけワイン、飲んでもいい?」
祥平が肩を竦めて、「別に俺に聞かなくてもいいよ。」って答える。
思った通り、冷たいワインは喉越しがさっぱりと美味しくて、久し振りのその感触に、俺はつい、いつもよりずっと早いピッチでワインを飲み干してしまった。
「おい、顔が赤いぞ。」
祥平にそう言われて、自分の頬に両手を当てると確かにカッカ熱くなってた。
そしてその時、フォークを握ったまま急に手を上げたせいで、トマトがぽろっとフォークの先から落っこちた。
「あ!」
テーブルの上に落ちたそのトマトを、俺は素早く掴んで口に放り込んだ。
「3秒ルール。」
そう言ってゲラゲラ笑う。もし食べ物を落っことしても、3秒以内に拾ってしまえば汚くない。そういう下らないルールがあるって、誰かが前に教えてくれた。
…three second rule
誰に聞いたんだっけ?
思い出せないや。何で思い出せないんだろう?ははは、何だか可笑しいぞ。
「ははははは!」
俺が意味もなく笑い出すと、祥平が呆れたように首を振った。
「ワイン一杯ぐらいで…totally wasted…」
「平気だよ。ちゃんとこぼさずに食べられるもん。」
「ガキ。」
「はははっ。あははははっ。」
「何がそんなに可笑しいんだよ?」
「別に…はは…くくくっ。」
それからも俺は一人で意味もなく笑いながら、何とかサラダを食べ終えた。その途端に頭がぼうっとなって、ベタッとテーブルに突っ伏してしまう。
そのまま右腕に頭を乗っけて、顔だけ上げると祥平に訴えかけた。
「しょーへー。」
「何?」
「しょーへえぇー。」
「だから何だよ?」
「しょーへーってばあ!」
「ったく。」って言いながら、祥平が立ち上がってテーブルを回り込むと俺の傍に来た。
「ほら、おいで。」
「んー。」
そのまま祥平に抱えられてカウチに連れて行かれた。
「ごめんねー。」
「いいから寝てろ。」
「しょーへーは飲めないのにー。俺だけごめんねー。」
「だから気にしなくていいって。」
「んんんー。」
祥平が俺の頭をちょっと持ち上げて、小さなクッションを枕代わりに置いてくれた。そうやってカウチにゴロンと横になると、火照った頬に、開け放したテラスの窓から入り込む冷んやりした夜気を感じる。
8時を過ぎて少し冷たい風が出てきたみたいだ。
(気持ち良い…)
祥平がキッチンの方で後片付けをしてくれているらしい。カチャカチャ食器が触れ合う音を心地良く聞きながら、俺はいつの間にか眠りに落ちた。
そして目が覚めたらベッドに寝てた。
というか裸でベッドに横になって、やっぱり裸の祥平とキスしてた。
「んっ…んんっ…」
いつからそうしてたのか分からない。俺が目をパチパチさせてると、祥平が俺の髪を掴んで引き離した。
「はあっ。」
その瞬間、思い切り息を吐くと、また唇を塞がれる。クチュッて濡れた音を立てて、少しずつ向きを変えながら、祥平が俺の舌に絡み付いた。しばらくして祥平が唇を離すと、チュプンっていうような音がする。
「あん…」
俺の首筋から肩にキスを落としながら、祥平が俺の前に手を伸ばした。そして袋からペニスまで、全体をゆっくり揉むように撫で上げる。
「は…あっ…しょーへー…」
「ん…」
「おれ…勃ってるの?」
まだ頭がボーっとして、眠いんだか気持ち良いんだか分からない。思わずそう聞いたら、祥平がクスッと笑った。
「ああ、ほら。」
そう言うと、俺の右手を取って、硬くなったソレを握らせた。そしてゆっくり前後に動かしながら囁く。
「自分でしてみせてよ。」
やっぱり俺は酔ってるんだなって思った。
いつもなら、そんなの恥ずかしくて嫌だって言ってたと思う。でもその時は、別に恥ずかしいとも思わなかった。逆に俺は、少し腰を浮かせると、祥平に見せ付けるみたいに自分で扱き始めた。
「はっ…ああ…」
わざと声も上げて、少し目を伏せながら、チラッと祥平の顔を盗み見る。祥平がゴクッと喉を鳴らすと、手を伸ばして俺の内股を撫で回した。
「ふうんっ…」
「お前って、酔ってるとスゲー色っぽい。」
「んんっ…でもぉ…やっぱやだっ!」
自分で弄繰り回してると、面倒で眠くなってきた。
「きもち良いー!けどねむいー!」
そう俺が喚くと、祥平がまた笑った。
「この酔っ払い!」
「だってめんどくさいもん。しょーへーがしてよー。」
俺がそう言うと、祥平が俺の両手を掴まえて頭の上で交差させた。そのまま首筋から胸、お腹まで何度も優しくキスをくれる。
しばらくするとそれが焦れったくなってきた俺は、身体を振って逃れると、祥平の肩を押さえつけた。
「もっと下。ちゃんとアソコにさわって!」
どう考えても、寝っ転がったままで、偉そうに言うセリフじゃないんだけど、それでも祥平が可笑しそうに笑うと、言われた通りに俺のペニスを咥えた。
「ああんっ…んっ…」
軽く先っぽを咥えると、尖った舌先が小さな割れ目を責め出した。俺が声を上げると、祥平が俺の足を抱え上げ、ちゅぷっと音を立ててペニスを離した。そして今度は俺に見せ付けるように、濡れたソレを舐め回す。
「うっ…ふうっ…ん…」
根元から裏筋、先端までねっとり舐め上げると、舌が先っぽから離れる瞬間、唾液と先走りが混ざり合って透明な糸を引く。
祥平がそれを指先に擦り付けると、その指を俺の後ろにあてがった。
「はっ…ああ…」
するのかなって思ったけど、指は後ろをヌルヌル這い回るだけで中に入ってこない。
「あん…しょーへー…」
「うん?」
「しょーへーも勃ってるー!」
「何を言ってるんだか。」って言いながら、抱え込んでいた俺の腰を下ろすと、祥平が俺の上に覆い被さった。そしてチュウッて俺の唇にキスする。
「Whaddya think?勃ってるよ。そんなの当たり前じゃん。」
「じゃあするの?」
「するよ。何で?嫌なの?」
「ううん!する、するう!」
祥平がクスクス笑いながら言った。
「酔っ払いとセックスするの嫌だな。やっぱり止めようかな。」
「やだ!もう酔ってないもん。ちゃんとするもん!」
俺がそう言いながら手を伸ばすと、祥平が俺を抱き締めた。
「敬吾のお酒は良いね…you’re such a happy drunk…」
右の耳に祥平の唇が押し付けられる。その低く甘い囁きに背筋がゾクゾクした。
「セックスするー!」
「やれやれ。」って言いながら、祥平が身体を起こすと俺の足を抱えた。
「俺の居ないとこでは、絶対に飲むなよ。」
「しょーへーが居ないとのまないー。だからせっくすー!」
「ふふっ、俺と居る時はもっとジャンジャン飲んでいいよ。」
「うんっ…はっ…あっ…」
頭がボーっとして、身体がジンジン疼いてる。そのまま祥平に突いて貰うと凄く気持ちが良かった。その癖、全身がだるいような、眠ってしまいたいような変な感じ。
パンパンパンパン音がして、アンアン言う喘ぎ声がそこに混じる。
「はああぁっ…ふっ…ん…」
そして終わった途端、すっごく眠くなった。
少し汗が引いた身体が冷たくて、祥平に抱き寄せられると、暖かくて気持ちが良い。
背中に回された腕の中に擦り寄って、俺は祥平に話し掛けた。
「一人で居た時はお酒を飲んで泣いてたよ。ちっとも楽しいお酒じゃなかった。祥平と居るから楽しいんだ。」
「ん?何か言った?」
ちゃんと喋ってたつもりだったのに、俺の声はムニャムニャとしか聞こえなかったらしい。それ以上話すのが面倒で、俺は一言だけ呟いた。
「好き…」
そのままぐっすり眠ってしまったから、それがちゃんと祥平に聞こえたのかどうか分からない。
心の中で「大好き。」って繰り返しながら、俺は幸せな夢を見ていた。
拍手のお礼に甘々カプでした^-^;
今更ですけど、SUGARLANDっていうサイト名は、甘いお砂糖のようなお話のサイトっていう意味で付けました。
しばらくサイトを休止致しますので、最後にその趣旨に乗っ取って甘々でしゅ♪(笑)
もし宜しければ一言感想、ご意見を送ってやって下さい↓
本文にはブラウザを閉じてお戻りください。
![]()