帰省

5

ライン ドット

「嫌だ!こんなとこじゃ嫌!」

 

そう言って部屋の中に入ろうとすると、腕を掴まれて服を剥ぎ取られた。

 

「馬鹿!シャツが破れんんふっんっ

 

結局リビングまで這いずっていったところで、押え込まれてしまう。足を抱え込まれていきなり挿入された。

 

「いやっ、むり、むりっいたいいやあー!」

 

俺が喚くと耳元で荒い息を上げたまま、祥平が動きを止めたけれど、離してはくれない。

 

「敬吾、息止めないで。」

「はっはあっ

「そう。ゆっくり吸って、吐いてそのままゆっくり

「あっはっああっ

 

繋がったまま、優しく首筋から胸に掛けて舌と指が何度も往復を繰り返した。

 

「ふうっんっんんっ

「もういい?」

 

じっとしてくれてるけど、中にいる祥平が時々苦しそうにビクっと動くのが感じられる。そこから溢れる熱い液に中が程よく濡れてきているのも

 

俺が背中に手を回すと、俺の良い所を上手に突いてきて、誰もいない多分隣近所も出払っているはずの昼間のマンションで、俺は大声を上げてしまう。

 

繋がったまま、何度も何度もリビングの床でイカされて、声も出なくなるくらいグッタリしたまま、俺はどうやら少し気を失ってしまったらしい。

 

「敬吾、敬吾!」

んん

「ごめん、俺

るな

「え?なに?」

「謝るくらいならんなことするな

「けいごお

 

何なんだ!昨日から一体全体?

 

そのまま祥平が俺をギュッと抱き締めて言った。

 

「俺には敬吾の代わりなんて居ないから。敬吾だけだから。」

「は?」

「敬吾が俺のもので良かった。」

「こら、買ったゴムも付けないで、好き放題しやがって。服は脱ぎ散らかすしどうすんだよ!」

 

気が付けば既に夕方で、今からなんてとても出掛ける気がしない。

 

プリプリ怒る俺を風呂場に運ぶと、俺の機嫌を取りながら祥平が優しく身体を洗ってくれた。俺もこの時とばかり、バスタブに身体を沈めるとご奉仕させる。

 

「まだ乳首、勃ってるよ。」

「そ、それは、お前が昨日から散々弄り回すから。」

「今、ピクってした。」

「もう触るなっ。いい加減痛いんだよ!後は自分でやるから、もう出てけ。」

「敬吾、動けないじゃん。もう何もしないからほら、腕上げて。」

 

温かいお湯に浸かって、スポンジで身体を擦られると気持ち良い。時差ボケのせいか急に眠気がしてきた。ウツラウツラした俺を抱き上げて、片手でバスルームのドアを開けた祥平がまたパタンとドアを閉じる。

 

「なに?眠いよ。布団に連れてって。」

「あー、ちょっと待って。えーっと、そこのタオル取って。ほら、髪が濡れてるから。」

「あ、うん。」

 

バスルームから出ると、祥平がキョロキョロ周りを見回した。

 

「なんだよ、さっきから。まだ誰も居ないだろ。少し寝かせろ。」

「はいはい。」

 

布団に身体を横たえたかどうかも覚えていない。しばらくぐっすり眠った俺は、祥平と和樹君の話声に目を覚ました。

 

(ああもう7時だ。)

 

服を着てリビングに顔を出すと、和樹君に挨拶する俺を祥平が心配そうに見た。

 

(よし、まだ反省モードだな。)

 

「喉乾いた!」

「オッケー。何飲みたいの?」

「ミネラルウォーター!」

「フィルターがあるから、加奈子さんミネラルウォーターは買わないんですよ。麦茶なら冷えてます。」

「じゃあ、それ!」

「さっき苺を買ってきたんですけど。」

「それも食べる!祥平、洗ってきて!」

「はいはい。」

 

喉を鳴らして麦茶をがぶ飲みし、苺を頬張る俺を和樹君がジッと見た。

 

ハッ、しまった。和樹君の前で!

 

「ごめん、行儀悪くて。俺、その寝起きはボーっとしちゃって、機嫌悪くなるんだよね。普段こんなワガママなわけじゃないよ。」

「あ、いえ、どうぞ遠慮無く。イチゴがお好きだって聞いたんで、沢山買って来ましたから。」

「そう?姉貴も好きだもんね。」

「はい。」

「へー、姉弟そろって甘い物好きなんだ。」

「いーじゃん、別に。」

「祥平さんは

「さっきから言ってんじゃん。気持ち悪いから祥平って呼べって。俺も和樹って呼んでるだろ。」

 

あれ、二人していつの間に仲良くなったんだろ?

 

「えっとじゃあ祥平は野菜しか食べないって聞いたけど、それで平気なの?」

「まーね、たまに動物性蛋白も摂取するし。」

 

ん?

 

「敬吾のアレ。」

 

苺を吹き出しそうになった。

 

「な、おまえゲホッ

「冗談だよ。ほんとに冗談が通じないなー。あんなものに栄養素なんて殆どないって。」

「人が食べてる時に

「そうそう。糖分、たんぱく質、炭水化物の配合は、食べてる物によってもかなり違ってくるし。」

 

誰もそんなこと聞いてないじゃん!

 

それにしても、こいつを親に紹介しようなんて、俺はなんて無謀なことを

 

俺が寝てる間に、祥平と和樹君が夕飯を作ってくれたらしい。そのうち姉貴が帰ってきて、早速飯になった。来てから何もしてない俺は、その後片付けを手伝うことにした。

 

「お母さんに電話して、明日行くって伝えたからね。」

「え?もう話したの?」

「お友達連れて行くって言っただけよ。」

「そっか。」

「野菜しか食べられないって、ちゃんと言っといたから。」

「そんなに和気合い合いと飯食う雰囲気になるかどうか。」

「大丈夫よ。祥平君いい子だもん。お母さんは気に入るわよ。」

「うん。あいつ女受けはいいもんな。」

「そうねえ。お父さんとお兄ちゃんはどうかしらねえ?」

 

それを考えて、皿を濯ぎながら思わず、

 

「はあっ。」

 

って溜息を吐くと、姉貴が呆れたように言った。

 

「やだ!ちょっと、しっかりしてよ。今からそんなんでどうすんの。」

 

そうは言うけど

 

次の日の土曜日も朝から小雨が降っていたけど、昼過ぎに出掛ける頃には止んだ。でも、Tシャツ一枚じゃ少し肌寒い。

 

姉貴と和樹君に激励されてマンションを出る。祥平がワインを持ってくれた。

 

2人で駅まで歩く間に、昨日からちょっと引っかかってたことを聞いてみる。

 

「あのさ、あの昨日、コンビニで会っただろ?」

「あいつの恋人って奴?」

「うん。あの子、タイプだったの?」

「は?何言ってんのお前?」

「だって、良い声で鳴きそうなんて言ってたろ?その後やたらと欲情してたし、そういうのって

 

俺がそうブツブツ言ってたら、肩をガシッと掴まれた。

 

「敬吾、お前ってどうしてそういうボケたことばっかり言う?俺があんだけ全身で愛情表現してやってんのにまだ足りない?だったらお前の身体がぶっ壊れるまで、ヤリ続けてやろうか?」

「やい、嫌です!」

「ほんっとに、このまま犯すぞ。」

「じょ、冗談だって!深い意味はないから。信じてます!俺だけだって信じてるよっ。」

 

ヒヨエェッ、びっくりした。けどああいうの、愛情表現って言うか?

ライン ドット

 

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