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「今度は俺の番。俺、イってないし。これから敬吾のこと気持ち良くさせて上げる。」
さっきまでと顔が違う…俺の指で感じてた顔…今は、目が光って…
「足開いて…」
ああ…変…
指が今度は俺の中に入って来る。
ふ…あ…
身体が浮き上がる。イったばっかなのに…ああ…もう…感じる。祥平の手がどこに触れても…舌がどこを愛撫しても…
はあ…あっ…ああ…
「付けて上げようね?」
「いい…そのままして…」
「うーん、そのままだと俺も直ぐいっちゃいそうだし。付けてた方が長く持つから。うんと沢山シテあげるよ…ね?ん?」
「あ…ん…」
あああっ…ああ…
どうしよう…また…ああ…
「いいよ…出しちゃって…ほら…」
ああっ、くっ、はっ、ああー!
「あっ…ふっ…んん…」
俺の思いのままにならない間抜けな俺の身体は、今まで一月も何も感じられなかったのが嘘みたいに、軽く触れられただけでビクビク跳ねる。祥平が入って来た途端にまたイってしまった。
「敬吾…。いいの、敬吾?」
「ん…いいっ…あ…あん…あん…」
ああー、すげえーいいっ、あああー!
「俺もそろそろイくよ?」
「ああ…して…いい…」
久し振り…はあ…頭、爆発したかと思った。
「すっげえ気持ち良さそうだったよ、敬吾。早く俺の事も、突っ込んで掻き回してメロメロにしてね。」
そんな顔して、なんちゅーことを!
「も、も1回させて!」
「あー、今日は止めとく。さすがにまだ痛いし。」
「そ、そう…。」
そう言われて、ぐったりした身体をベッドに投げ出した。
けど、身体まだ熱い…火照って止まらない…。ああ…身体中ドクドクする。俺、変…すごく…。
「敬吾、お前…熱あるじゃん!」
その後、ぼんやり遠くなる意識の中で、祥平がそう言いながら俺の額に手を当てたのは覚えてる。
やたらに頭と身体に火が点いたみたいだったのは、どうやら祥平のウィルスを貰ったせいらしい。結局、俺はそのまま熱を出して寝込み、祥平が2日寝て治ったウィルスは、俺に取り付くと4日も俺を寝込ませた。
―――そして、うるさい病人は、それ以上にうるさいナースだった。
「敬吾、熱計って。」
「敬吾、ちゃんと口閉じて。体温計がずれる。」
「敬吾、少しは食べないと治らないよ。」
「敬吾、汗かいてるから着替えて。」
「敬吾、水飲まないと脱水症状になるよ。」
(頼むから寝かせて…。)
看病されてるのか何なのか分かんなくて、はっきり言って煩いだけ。でも一人で寝てるよりは心強い。それに心配してくれてるのは分かるし…。
2日目にはそれこそフラフラで、祥平がトイレに連れてってくれた。
「もういいから、あっち行ってて。」
「だってヨロヨロしてんじゃん。俺に掴まってろよ。」
「嫌だ。見られてると出ない。」
「そんなん気にするな。俺、敬吾のなら飲んでやってもいいし。」
「…熱上がるぞ…」
脳みそが溶けて流れるかと思うほど鼻水が止まらない。ベットの横に置いたごみ箱がティッシュで山積みになった。祥平がそのゴミを捨てて、さらにごみ箱にライソールを振り掛けて消毒する。
まったく矛盾したやつ…。
汚いもん飲んでやるとか言う癖に、俺が触ったもんいちいち消毒して回るし…。人をばい菌の固まり扱いして。元々はお前に貰ったもんだ、って言うんだよ。
3日で熱は下がったけどその後も咳がしばらく止まらなかった。鼻も詰まる。
「何か休暇って言うより病欠みたいだな。」
「ぐん。」
「その声、すっげえ色っぽいんだけど…」
「べ?だだばながづばっでるだけ。」
「ん?」
休暇が明ける頃にようやく咳も収まって元気になった。まだ声が少し嗄れてたけどそのくらいはOKとする。
「よし!もう平気。」
「ああ…良かったな。で、なんかえらく張り切ってるけど、なに?」
「もう1回させて!」
「あ、ああ…」
「それで、今度は祥平が先にして。」
「クスッ、いいよ。」
最初に一回イっとけば、まさか入れた途端に果てることもあるまいと思ったのが間違いで…。
「…次…俺…」
「無理すんなよ。2回もしちゃったし、少し寝ろ。そんなガッつかなくても後で出来るだろ。」
「うん。じゃあ直ぐ起きるから…」
だけど…
目が覚めたら朝。会社行かなくちゃいけないし…。昨夜やたら激しかったのはわざとだな、絶対。
インポの次は早漏って…もうヤらしてくれる気ないのかも。
ハアアアッー。
朝から会社でデッカイ溜め息を吐いてたら、マークが顔を覗かせた。
「新年早々すごい溜め息。どうしちゃったの?また仕事のこと?」
「いや、そうじゃないけど…」
「彼氏と喧嘩?何?相談に乗るよ。」
言えない…。ロールチェンジしたら早々と漏らしたなんて、絶対言えない!
そう言えば、祥平は会った事も無いのに、マークのこと100%“受け”って言ってたっけ。そうなのかな?あのハンサムなハーフの彼といつも…いや、たまには…。
「何、そんなジッと見て…」
「あ、いや、ごめん。何でもない。ちょっと病み上がりで、ハハハ。」
ああ…職場の同僚を見て俺は何を考えてるんだ?
…最低!
落ち込んでたら、メールに着信があった、
祥平?
じゃない…はあ?恭介さん?
“敬吾君、久し振りだね。元気?今、出張で日本に来てます。今まで狩野と飲んでました。奥さんと離婚して会社も辞めたそうです。友達と会社始めたそうだから心配しないで。あいつの事だから勝算があるんだろうし。けど、今夜は酔っ払って敬吾君の名前呼んで泣いてました。俺も酔ってます。酔った勢いでこういう事書くと後悔しそうだけど、酔ってないと言えないから書く。俺も敬吾君が大好きだよ。恭介。”
なんじゃこのメールは。良い男が2人して勿体無い…。
ピ、ピピピ、ピピ、ピ、ピポパ、ピ。
まあ嘘じゃないし…このくらい言っておいた方がいいよね。
“俺は祥平とラブラブです。アキも恭介さんも早く素敵な恋人見つけて俺に紹介してよ。楽しみに待ってるからね。敬吾”
恭介さんにメアド教えた覚えないけど、アキに聞いたのかな?アキがお酒飲んで潰れるとこなんて想像もつかない。離婚して会社も辞めて…きっと気が弱くなってたんだよね…。
でも、俺は今それどころじゃないから!
せっかくの休暇も寝てるうちに終わって、あんまり皆のことを構ってあげられなかったから、その日は家に戻ってからしばらくアヤちゃんと遊んであげた。高い玩具を買ってあげても直ぐ飽きてしまうから、一番喜ぶのは一緒に遊んであげること。
フェルトのマウスを放り投げると、アヤちゃんが思いっきり身体を伸ばしてジャンプする。中々コントロールが良いアヤちゃんは、ほぼ確実にマウスをキャッチするか、前足で勢いよく叩き付ける。
「アヤ、すごいねえ。えらいぞー。」
そのうちドッグウォーカーのおばさんがキャンディとシンディを連れてきてくれたから、皆で一緒に遊んだ。といってもシンディは殆ど見てるだけで、キャンディはアヤちゃんが叩き落としたマウスを拾ってきてくれる。
コントロールが良いアヤちゃんが、身体を空中で捻って前足でマウスを叩き付けると、ハードウッドの床を滑って、マウスがかなり遠くまで飛ぶ。キャンディがそれを咥えて来てくれると、俺がいちいち拾いに行かなくてすむから結構助かる。
「キャンディ、お前、ほんとに賢いな。」
皆の頭を撫でてやってると祥平が帰ってきた。
「お帰り。」
「何やってるの?」
「ああ、ごめん。もう飯の支度するから。」
俺がそう言うと、祥平が溜め息を吐いた。
「別に謝らなくても…そういうつもりで言ったわけじゃないよ。」
「あ、いや…俺、時間忘れてたから…」
キッチンでしばらく黙って一緒にディナーの支度を手伝ってくれた後、祥平がボソっと言った。
「俺、ちゃんとセラピー受けるから。」
「え?」
「あ、誤解すんなよ。今までも真面目に行ってたんだぞ。けど、これからはもう少し真剣に探すよ。俺の知り合い、セラピストがベストフレンドって奴多いから、もっと色々聞いてみる。」
そして俺の顔を真面目な顔で見詰めると言った。
「あんまり期待すんなよ。時間掛かるぞ、こういうの。」
「分かってる。いいから祥平が信用出来る人探して。けど、どうしたの急に?嫌々行ってるだけかと思ってたのに。」
「うん…まあ色々反省したっていうか、敬吾に怖がられるのショックだったし。いきなりああいう話しといて、銃とか…敬吾見た事なかったろ?体調も悪くさせちまったし、悪かった。」
「あ、でもあれは流感だし、祥平も罹ったんだから。」
「そうじゃなくて、アッチの方。ほら、俺が熱だして倒れた途端に治ったろ。てことはやっぱ普段の俺が怖かったわけだし…。まさかそうしょっちゅう病気になるわけにもいかないから、普段から怖がられないようにしとかないと。」
「祥平…」
セラピーの成果はともかくとして、祥平がやっとその気になってくれたのが、俺にはすごく嬉しかった。
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(^-^;)
祥平が「受け」でも大丈夫でしょうか?
っていうか 敬吾が「攻め」なのが問題??
駄目と言われても実は困ったり…(汗)。だ、駄目でしょうか?リバって言っても当分こんな感じなのですけど;;