流感

2

ライン ドット

ん…んん…?

 

目が覚めたら祥平がジッと俺の顔を見てた。

 

「あ、お、おはよう。どう?あの、熱下がった?」

 

俺がそう聞くとニマッと笑う。

 

「ま、2日も寝ればすっきり。基礎体力あるから。」

「あ、そ。」

 

熱に浮かされた祥平は色っぽいけど、ま、治ってわがままな病人から開放されたのは嬉しい。

 

「というわけで、ヤろう。」

「え?まだ駄目だよ。もうちょっと大人しくしてないと、ぶり返すぞ。」

「やだ、我慢できない。敬吾のあんな声聞かされたし。」

「え、ええ?」

「バスルームででっかい声で俺の名前呼んでたろ。俺に突っ込むとこ想像してた?」

 

ゲッ、声出してたなんて…。

 

「違うの?」

「…違うってことは無いっていうか…その、なんて言うか…」

「入れていいよ。」

 

は?

 

「敬吾、最近結構いい男だから、入れてよ。俺、敬吾に抱かれたい。俺の事、うんと気持ち良くして…ん?」

 

何これ?我慢の御褒美?

 

頭、真っ白なんだけど…

 

「ほ、ほんとにいいの?」

「うん。けどいきなり突っ込むなよ。俺、あー、2年ぶりとかだし。」

「あ、う、うん。」

 

「はい、これ。」ってローションを渡された。ゴムもしっかり枕元に置いてある。ひゃあー、俺、こうなったらやるしかない?

 

「あの、足開いて…くれる?」

「そういうの感じない。もっとビシっと。」

「えー、じゃあ、足…開け…」

 

クスクス笑いながら、祥平が思い切り足を広げた。

 

(ああー、クラクラする。)

 

「ボケっとしてないで、ローション。」

「は、はい。」

 

見て良いんだろうか?良いんだよね?だって、見ないと分かんないし…。

 

ああっ、何で?どうして?綺麗なピンクって…ありえない…

 

「何見てんだよ。サッサと指入れろ。」

 

いいのかな?ホントにいいのかな?凄い小さいし…キュッて…

 

ローションのおかげで、プツって感じで指がそこに吸い込まれる。その途端にねっとりした感触が指に絡み付いてきて…うあ…

 

「い、痛て…」

「あ、ごめん、大丈夫?止める?」

 

ここまで来て止めるのは辛いけど、痛がるのを無理矢理なんて絶対やだ。

 

「いいからもっと動かして。俺がやるみたいに掻き回して…」

 

痛そうに歪んだ顔がまた…知らないぞ、止まんないぞ、もう。

 

「あっ…」

 

祥平が顎を上げて仰け反った。背中を逸らせて俺の指に感じてる。もう堪んない。顔、見てるだけで…指先に感じる刺激だけで…

 

(ああ…)

 

「こら、何で目瞑ってんだよ。ちゃんと俺を見てやれ。」

「…顔見てると…限界…」

「しょーがねーなー。もういいから入れろ。」

「でもまだ…」

「いいよ。それ以上どうしようもないだろ。」

 

まあ確かに指は3本入ってる。凄くキツイけど…。

 

「ちゃんと付けて。」

「あ、うん。」

 

コンドームの付け方がいまいち分からなくて、モタモタしてると祥平が付けてくれた。

 

うっ…恥…

 

「あの…入らないけど…」

「ったく…ほら。」

「ありがと…」

 

祥平が自分で腰を突き上げると、両手でお尻を両側に引っ張った。

 

ああ…アソコが赤くなってヒクヒクって…俺、もう駄目。

 

(行きます!)

 

うっ、き、キッつうー…

 

「こら、そこで止まるな。サッサと入れろ。」

「けど…」

「お前も分かんだろ?余計痛てえんだよ!」

 

はあっ…はっ…入ったぁ…。けど、キッつい…こ、これでどうすれば?

 

祥平は苦しそうに顔を歪めてるし、俺もかなり痛い。けど…ああ…キュウウって…し、締まるう…。

 

「でかくしやがって…」

「ご、ごめん。」

「もう動いていいよ。しんどそうだし。」

「あ…ん…」

 

ああ…あっ…あああー!

 

「はああ!?」

「…。」

 

あまりにも気持ち良くて、「あっ!」という間でした。

 

「ぷっ!」

 

一瞬の間を置いて、祥平が吹き出した。

 

「くっくっくっ、ひいー、はー、ははは、ひゃ、ひゃ、苦しいー、ぎゃははっ!」

 

そんな…転げまわって笑わなくても…

 

「ははっ、どんだけ犯られるかって覚悟してたら…は、早っ!ひいー、ひっ、ひっ」

「ごめん…」

「くっ、くっ、悪りい、悪い。インポとか早漏のやつに笑っちゃいけないんだよな。」

 

ひ、酷い…。

 

「嘘、嘘。冗談。」

「俺…ごめん…」

 

恥ずかしくて俺がガックリしてると、祥平が俺の頭を抱えた。

 

「いいよ。俺も久し振りで力加減分かんなくて…。敬吾は初めてだったんだろ?」

「うん…」

「じゃあ、びっくりするよな。」

 

そのまま頬にチュウって、音立ててキスされた。

 

「俺が敬吾の初めてで嬉しいよ。」

「お、俺も!俺、祥平以外の男なんて抱きたく無いし。」

「敬吾…可愛い…」

 

あ、あれ…なに?

ライン ドット

 

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