転職

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ライン ドット

家に帰ってから祥平に訴えると、

 

「普通はそんなもんなんじゃねーの。おまえが前いた会社って日系企業だろ。今のとこはスタートアップだし、システムとか色々整ってなくてあたりまえじゃん。別にコンピューター無いのに仕事しろって言われてるわけじゃないだろ?いいじゃん、焦んなくても。そのうち慣れるさ。」

 

そうだけど…

 

「けどさ、一日誰にも話し掛けられなくて、無視されてると淋しいっていうか…」

 

「なに甘えたこと言ってんの?おまえってホントどうかと思うよな。座ってて金貰えるんだろ?ありがたいと思えよ。」

 

うー、その通りなんだけど…

 

祥平は基本的に愚痴を聞かされるのを嫌がる。ただ話しを聞いて欲しいだけって時って誰にでもあると思うんだけど、黙って話を聞いてくれるっていうことが余り無い。

 

大抵、こうしたらどうだ、ああしたらどうだって無理にでもアドバイスを押し付けられるか、そうじゃなければパシって話しを打ち切られてしまう。

 

たまには甘えたっていいじゃん…けち…。

 

という訳で膝に乗って甘えることにした。

 

TVが見たいらしくて、ちょっとキスしては脇に押しのけられたけど、めげずに首筋を舐めては耳にハアハア息を吹きかけてると、「ああ…くそっ…」って言いながらカウチに押し倒された。

 

へへっ、こうなればもうこっちのもの。

 

「んー、しょーへー…」

「敬吾が誘ったんだからな、責任取れよ。」

「うん、一杯責任取ってあげる。」

 

しばらくカウチに倒れこんでキスしてから、俺の方が祥平の上になるとシャツを脱がせ、カーキのジッパーを下ろした。

 

ふふっ、もう勃ってるし。

 

「足、もっと開いて。」

 

カーキを脱がせ、耳元にキスしながら囁くと、祥平が「こう?」って言いながら左足をカウチの背に掛けて、右足を床に付けると大きく足を開いてみせた。

 

そっと手を伸ばすと、綺麗に締まった太腿の付け根を撫で回し、そのままそこに舌を這わせてみる。

 

「はあ…」

 

そして祥平がいつも俺にしてくれるみたいに、袋に舌を当てて片側づつゆっくり舐め上げた。

 

とにかく焦っちゃいけないわけ。

 

時間を掛けて柔らかいフワフワした毛も舐めてあげると、祥平が辛そうな声を上げ、先っぽからタラタラ先走りが流れ始めた。

 

何だかんだ言って、俺も結構フェラが上手くなったと思う。

 

匂いも味も慣れてしまえばどうって事はない。とにかく色っぽい声で喘ぎ出す祥平の顔を見てると、ゾクゾク自分でも感じてしまう。

 

そうやってガチガチになったペニスに唇を当て、チュルって音を立てて先っぽを吸うと、独特の苦味が口に広がった。下手に味わってはいけない訳で、素早く唾液と一緒に飲み込む。

 

そのまま一生懸命唇で扱いてると、祥平が両手で俺の髪を掴んで掻き回した。

 

(そろそろかな?)

 

チラッと顔を見上げて、このままイキたそうかどうか確かめたら、祥平と目が合って、その途端、両手で髪を軽く引っ張っられた。

 

「きて…」

 

目が潤んだ、とっても色っぽい顔でそう言われ、俺は口を離すと祥平に跨った。けど手を引っ張られて倒れ込むと、カウチにうつ伏せにされる。

 

はあっ…んん…

 

そのまま祥平が指を何本か俺に捻じ込んだ。

 

「あっああ…はっ…」

 

慣れとは恐ろしいもので、今や殆ど時間を掛けなくても俺は祥平を受け入れられる。それでもローションか何か使ってくれないと、やっぱり痛い。

 

「…んんっ…あ…」

 

振り返って目で訴えようとしたけど、首の付け根を押さえつけられて動けない。

 

「や、ちょっと…待って…」

 

その声もカウチに押し付けられて篭った音にしか聞こえない。足をバタバタさせて抵抗しようとしても、祥平の足に押さえられて動けなかった。その間も祥平の指が容赦無く俺の中を抉る。

 

「うっ…くっ…んん…」

 

祥平は時々こういう乱暴をする。

 

こういう時の祥平は大嫌いだ。顔は見えないけど、多分無表情で冷たい目をしてる。どうして突然こういう事をするか分からない。

 

その気がないのに誘ったのは俺だけど、だからってこんな…

 

辛くて悔しくて涙が零れて来た。

 

「…敬吾…」

 

俺が身体を固くして泣き出すと、祥平がやっと手を放してくれた。そうやって俺に話しかける声は優しい。

 

(怒ってるわけじゃないのに、なんで?)

 

「ジェル持っておいで。」

「やだ…もういい…」

「じゃあベットに行こう。」

「…いい…まだ眠くない。」

 

俺を見る目が少し細くなって光る。奇麗な瞳は白目の部分が蒼く澄んでいて、こういう時、俺はまだ祥平のことが何も分かってないんじゃないかと思って怖くなる。

 

その目がフッと優しく笑った。

 

「俺に甘えたいんだろ、敬吾。優しくしてやるから…来いよ…ん?」

 

足を持ち上げられて指をしゃぶられた。そのまま踝から足の内側をゆっくり撫でられて、さっき嬲られたあそこにキュッと感じてしまう。

 

「はあ…」

 

いいように玩具にされてる気がする。それでも祥平の指が俺に優しく触れだすと、抵抗できない。結局ベットで言われるままに足を開いて祥平を受け入れた。それからは約束通り優しくしてくれる。

 

…不安な気持ちは最初の頃と余り変わらない。

 

祥平の寝顔を見ながらぼんやり考えた。

 

俺が心を開いて祥平を愛しく想い始めると、急に俺を押しのけるような真似をする。

 

(前にも、俺を試したって言ってた。)

 

今もそんな気がする。捕まえた獲物を嬲って楽しむ…俺の心を捉えて遊ぶ。

 

それでも俺を大事に想ってくれてるって信じたいけど…。

ライン ドット

 

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